硬筆書写技能検定 草書は形も同時に覚えた方がよい?

硬筆書写検定  草書を覚えるときは、草書自体を覚えるのと

一緒に形も覚えた方がよいのか?

 

結論からお伝えすると、草書自体を覚える練習と、草書の

形を覚える練習は、別々の方がよいです。

 

私も、草書をなかなか覚えられず、苦労しましたが、

ただでさえ、草書は外国語を覚えるのと一緒なので、

同時にどちらともを覚えるのは、頭が混乱して、

どっちつかずになります。草書を覚えるのも、形を

覚えるのもどちらも中途半端になってしまいます。

 

外国語で例えると、英語のスペルとネイティブ並みの

発音を同時に覚えるのと同様です。

 

おすすめは、まず草書自体を覚えてから、形を整えて

いくという順番です。

初めは、なかなか覚えられないと思いますが、数か月

繰り返すと、草書でよく出てくるパターンの偏や旁が

わかってきます。

なんとなく覚えるよりは、よくでてくる偏や旁を前の

ブログ記事でご紹介した

硬筆書写検定最高位1級合格時 使っていた辞書・テキスト

「草書の覚え方ハンドブック」で確認しながら覚えると頭に入ってきやすいです。

準1級・1級の方には最低限覚えた方がよい草書リストを

お渡ししていますので、それを基に繰り返し覚えて

いただければと思います。

 

私は草書をなかなか覚えられず大変でした。

ときには、弱音も吐きたくなりますし、疑問もたくさんでてくると思います。

でも、つらい時期を乗り越えると、自分でうれしくなるくらい草書を書けるように

なります。自分で勉強したことのない草書が出てきたときも、覚えた偏と旁の記憶を

基に何の漢字の草書かわかるようになります。

 

硬筆書写技能検定で説明すると、第二問の三体は確実に答えられますし、草書を読む

問題にも強くなります。お渡しする草書をリストが書けるようになったら、そんな

未来が待っています。ぜひ、そう思って辛い時期を乗り越えていただきたいです。

 

以上、楽しいペン字ライフを!

最後までお読みいただきありがとうございました。