草書の覚え方についてご質問がありました。
生徒さんにお渡ししている草書リストを毎日全部繰り返す
ことが理想ですが、毎日が無理な場合は、可能な限り、
少ない日数で、全体を繰り返して書いて覚えることがコツです。
今ほとんど覚えていない状態から、硬筆書写検定試験の第2問を
書けるようになるようにするには、実は少しずつ覚える方法では、
なかなか覚えられません。
私は始めは、少しずつ覚えていたのですが、3歩進んで3歩下がる
くらいの進歩で、ほとんど覚えられませんでした。
むしろ、がんばったはずなのに覚えられていなかったので、時間が
もったいなかったです。
大変でも、始めはリストを全部毎日書いて覚える方法が、一番効率が良いと途中で気づきました。
全部でなくても、なるべく草書リストの枚数をたくさん書くように
して、全体を何回も繰り返すようにすることがコツです。
だんだん書けるようになる草書が増えるので、徐々に書けない草書
だけを繰り返すイメージです。
やはり少しずつ覚えても結局忘れしまうのが人間なので、
それなら、できるだけ多くの字数を短期間で繰り返す方が
覚えることができるからです。つまり、草書に触れる時間を
なるべく多くするということです。草書は日本語であっても、
外国のようなものなので、英単語を覚える感覚と同じような
ものです。
具体的には、「へん」と「つくり」で同じように変化する漢字を
まとめて覚えるとばらばらに覚えるよりも覚えやすいと思います。
そして、草書の字形と草書自体を覚えることはバラバラに
したほうが良いです。まず、草書自体を覚えるようにしましょう。
字形はその後です。
草書を覚えようと思い始めた時は覚えられなくて辛いと思いますが、
上記の方法で覚えていくと、「あれだけ覚えられなかったのに、
覚えられている」と思う瞬間が必ずきます。そうなったら、少しは
楽しくなってくるので、それを目指してがんばっていきましょう!
以上、楽しいペン字ライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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